VOL.264 「躾と嗜み」
礼儀作法の学びには、二段階あるといわれます。
STEP1:躾(しつけ)
STEP2:嗜み(たしなみ)
教わった通りにやる「躾」
「躾」は、教えられたとおりにやってみること。
漢字の通り、身を美しく整えます。
なので、立ち方、座り方、歩き方、物の扱い方、話し方、使う言葉、
受け答えの仕方 などなど・・・教わったとおりにすることで、
振る舞いを美しく整えていきます。
自ら好んで行う「嗜み」
そうやって教わったことを素直に実践していると、
次第にそれが、自分でも「気持ちの良いこと」だと感じ、
”自ら進んでやりたい”と思えてくる。
これが「嗜み」です。
「嗜む」には「好んで親しむ」という意味があります。
最初は、教えられたとおりにやっていただけだとしても
自分でも ”心からそうしたいな”と思えて行動するようになったら、
それは「嗜み」になった、というわけですね。
だからこそ、所作を行うときは「やり方」だけでなく、
その時の「感情・気持ち」に意識を向けてほしいと思っています。
やっていて「あぁ…心地良いなぁ」と実感しながら取り組むことで
「嗜み」に一歩一歩近づいていきます♪
あなたの所作は今、「躾」「嗜み」どちらの段階ですか?
(参考文献:「行儀作法の教科書」横山験也 著)
*~*~*~*~* ~*~*~*~*
今日は残りの人生で一番若い日♪
凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!
★2018年までのメルマガバックナンバーは こちらのブログで全て読めます。
★2019年以降のバックナンバー一覧は、こちら からどうぞ。