VOL.299『卑屈 と 謙虚』

『謙虚とは堂々として過信しないことだ。

それは断じて卑屈であることではない。』

by 中岡慎太郎

 

謙虚と卑屈は、似て非なるものです。

所作、礼儀作法、敬語などは、相手に敬意を払うがゆえに

自分を少し控えめにし、相手を立て、慎ましくあります。

でもそれは、決して卑屈なものではありません。

謙虚と卑屈の大きな違いは、自信(芯)の有無。

 

謙虚な人は、根底に自信があり、卑屈な人は、自信がありません。

謙虚な人は、自信があるからこそ、出来ないことは出来ないと言えるし、

向上心をもって素直に人から学べます。

人から言われたことを、受け止めることができます。

 

根底に自信があるから、自分を控えめにしたり、

相手を立てても、気持ちの上では何の問題もありません。

謙虚な人は、控えめだけど、心は堂々としているのです。

 

一方、卑屈な人は自信がないので、素晴らしい人を見たときに、

それに比べて自分は…とか、やっぱり私はダメだ…と思ったり、

自尊心を保つために相手のアラ探しを始めたりします。

なので、相手の長所を素直に見ることも、気持ちよく相手を立てることもできません。

 

 

卑屈にならないためには、少しずつ自信を育てていくこと。

人と自分を比べない。

自分で決めたこと(自分との約束)を守る。

出来なかったことより、出来たことにフォーカスする。

自分で自分を信頼できるような行動をたくさん取る。

人にやさしくする。

etc・・・

時間はかかるけれど、『自信の種』 をコツコツ育てることが、

堂々として謙虚な自分であるための道なのだと思っています。

謙虚そうにしながら実は卑屈になっている、というのは所作美人ではありません。

本当の意味での謙虚さを手に入れたいですね。

 

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今日は残りの人生で一番若い日♪

凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!

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