VOL.302 『自分にできることをするだけ』

先日、海外で外国人の方に日本語を教えていらっしゃる、

長年、日本語教育にたずさわる先生のお話をうかがう機会がありました。

ブラジルにある日系人が通う日本語学校。

この学校の目標は『人間教育』

語学だけでなく、日本語を通して『人間力』を磨く。

それが、ブラジル社会のためにもなると思っているから。

…というお話を伺って、とても感銘を受けました。

私も、小さな教室ではあるけれど、

稽古を通して所作を磨き、考え方を磨き、自分と向き合う中で、

自分自身が変わっていくのはもちろん、

親子や夫婦の会話が変わった、

会社の上司との関係が変わった、

職場の雰囲気が良くなった、など

おっしゃる生徒さんも少なくありません。

 

 

自分が変わると相手も変わる。関係性も環境も変わる。

一人一人が良くなることが、家庭や職場を良くすることにもなる。

そんな一人一人が積み重なっていけば

ひいては社会を良くすることにも繋がっていくのかもしれない…。

10年以上前に読んだ、南米アンデス地方の民話

『ハチドリのひとしずく』

というお話を思い出しました。

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森が燃えていました

森の生きものたちは われ先にと逃げていきました

でもクリキンディという名のハチドリだけは いったりきたり

口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは火の上に落としていきます

動物たちがそれを見て

「そんなことをして いったい何になるんだ」

といって笑います

クリキンディはこう答えました

『私は、私にできることをしているだけ』

出典「ハチドリのひとしずく」辻 信一監修

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一人一人の「ひとしずく」は小さくても

それらが集まれば川となり、流れはじめる。

私も、私にできることをやろうと思います。

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今日は残りの人生で一番若い日♪

凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!

所作で女性は変わる【 仁礼塾 】HP


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