VOL.305『自分で考える力』

先日「ノックの回数のマナー」についてのネット記事を読みました。


2回はトイレノック
3回は親しい人
4回はビジネスや公式の場

しかし就活の面接などでは、4回は多いので3回が一般的。

…といった感じ内容です。


その記事のコメント欄をみるとほぼ9割以上が

『どうでもいい』
『くだらない』

という意見でした。


それは、そうだろうなと思います(^^)

ノックの回数そのものを気にする人はとても少ない印象です。

”実際に” 回数を気にする人は少ないのに

”一般的に” 3回がマナーです、とか言われてしまうと、

回数が気になってくるのが心理ですね。

 

 

自分で考える力をつける

私は、作法やマナーの背景にある「理由・根拠」を大事にしています。

たとえ一般に広まっている事でも、根拠に乏しいと感じるものはさほど重要視していません。


ノックの回数に根拠がないわけではありませんが、

歴史的背景をたどってみると、

古い英国の階級制度から生まれたものというのが、おそらく有力で

少なくとも 今の日本においては回数は重要ではないのでは、
(失礼のない常識的な回数で)

というのが私の個人的な考えです。


(どちらかというと叩く回数よりも、
”叩き方”のほうがよほど大事だと思っています。)

 

ノック回数マナーの記事をみて改めて思ったことは、


「自分で考えることの大切さ」

 

本に書いてあったから
TVでそう言っていたから
研修でそう言われたから

 

見聞きした情報を鵜呑みにして、

「ノック2回は失礼なのか」とすぐに思い込んでしまわずに、

少しでも調べてみたりすると自分なりの意見や考えが生まれます。

 

なんでもかんでも「くだらない」と一蹴しすぎるのも発展がないけれど

簡単に信じすぎるのも良くない。

自分なりの意見・考えを育てたいですね。


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今日は残りの人生で一番若い日♪

凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!

所作で女性は変わる【 仁礼塾 】HP

 


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