VOL.351『やさしい気持ちを持てない場合(後編)』

前回のつづきです。

★前回の内容はコチラ↓

VOL.350『やさしい気持ちを持てない場合(前篇)』

相手を大事に思う気持ちがあれば、それを表現(行動)すればいいけれど、

そもそも気持ちを持てないとしたら、どうしたらいい?

→ 先に「行動」しよう。

という話でした。

 

愛は動詞

かれこれ10年以上前に読んだ、

スティーブン・R.コヴィー著
『七つの習慣』

あの、ぶ厚い本の中で強烈に印象に残っているのが、

『愛とは動詞である』

という言葉でした。

 

妻への愛情がなくなった夫がコヴィー博士に相談した際、

博士が言った言葉です。

愛は動詞。つまり行動。

感情として“ある”ものではなく、

行動した結果、感じるもの。

 

奉仕をする
犠牲を払う
じっくり話を聴く
相手を理解ようとする
感謝を表す
相手を肯定する・・・

 

「行動」した結果、自分の気持ちに変化が起こる

これは愛情に限らず、

もし今、相手に対して

礼儀の心、敬意とか、慎みとか

そういう気持ちを持てないなら、

具体的に行動してみればいい。

 

席を譲るとか、

相手のために美味しいコーヒーを丁寧に淹れてみるとか

ありがとうを伝えるとか

花を贈ってみるとか

最後まで話を聴くとか

とりあえずやってみる。

 

相手に好感を持っているから笑顔で挨拶する、…のではなく、

笑顔で挨拶を交わしているうちに相手に好感を持つようになっていく。

 

 

感情が後からついてくる

私には、

【大事にするから大事になる】

という持論があって、

例えば、100均で買った茶碗。

安物だからと雑に使えば、ただの安い茶碗だけど

大事に丁寧に長く使ううちに、自分にとって大事な茶碗になっていく。

 

“大事な物か、そうじゃないか”

ではなく、

自分がそれをどういうものとして扱うのか。

 

「雑用」という仕事があるわけではなく

自分が雑にやるから、雑用になる

というのと同じ。

 

「相手を大事に思っているときに取るであろう行動」

をしているうちに、自分の心が変化してくる。

(所作を通して、この心の変化を感じてほしい!と切に願っている次第)

 

このことは、

私自身も体験済みだし、

生徒さんからも良く聞く話です。

 

やった人にだけわかることなので、ぜひ体験してみてください。

百聞は一見に如かず。

頭で理解した気にならず、

「行動」して「実感」してくださいね☆

 

*~*~*~*~* ~*~*~*~*

今日は残りの人生で一番若い日♪

凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!

所作で女性は変わる【 仁礼塾 】HP

★2018年までのメルマガバックナンバーは こちらのブログで全て読めます。

★2019年以降のバックナンバー一覧は、こちら からどうぞ。