VOL.356『守るもの、考えるもの』

よく言われることに、

「ルールとマナーの違い」があります。

 

ルールは、守るべきもの。

交通ルールも、スポーツのルールも

守らないと、何らかのペナルティがありますよね。

ルールは知らないと後でトラブルになったりするので、

知ったうえで、守るものです。

 

一方、マナーや礼儀作法は、

知ったうえで「考えるもの」

だと私は捉えています。

 

*すごく個人的な見解ですm(__)m

 

今ある礼儀作法は、かつての日本人が、

長い年月をかけて考え抜いた ”智恵の結晶” で、

本当に深く考えられているので知れば知るほど感動します。

 

経験から導き出されたヒント

でも、だからといって、

「これが正解」ということではなく

その智恵を借りて、自分がどうすべきかを考える、

いわば考えるための“ヒント”

だと考えています。

 

このメルマガのタイトルも、

所作美人の“ヒント”ですよね。

“答え”を提示しているのではなく

考えるきっかけやヒントにしてもらえたら…という思いです。

 

礼儀作法は「決まりごと」のように思われがちだけれど、

“今までの日本人は、こういう時、こんな風に考えてやってきました。

これをもとに、今の時代や状況や相手に合わせて試行錯誤してくださいね”

ということだと思ってます。

 

 

考え方を応用する

レッスンで礼儀作法をお伝えするときも

これが正解です、なんて全く1ミリも思ってなくて

 

知識を学ぶことを通して、

【背景にある考え方】に触れてほしい

という思いでお伝えしています。

考え方が分かれば、自分なりに応用できるようになるからです。

 

相手のことを深く思って、配慮してきちんと考えてとった行動が

相手を怒らせることはほとんどないはず。

自分の行動が正解か不正解は相手によっても変わります。

 

唯一絶対の答えなんてないので

マナーや礼儀作法の知識をマニュアル的に覚えようとするよりも、

【どういう思考で、このやり方に辿り着いたのか】

に目を向ける方が、はるかに現実的で

応用範囲も広がると思っています(^_^)

 

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今日は残りの人生で一番若い日♪

凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!

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