VOL.454 【歩き方編】まとめ2

前回は、具体的な歩き方を復習する前に

『歩き方には、その人の生き方が表れている』

というマインドの話をいたしました。

その人の内面が歩き方に影響を与えるように

歩き方も内面にも影響を与える、と。

だからこそ、歩き方を身につける前に

自分の在りたい姿を、改めて具体的に思い描くことが大事なんでしたね。

 

 

というわけで今回から、具体的な歩き方の復習をしていきます。

 

「歩隔」を意識する

『歩隔(ほかく)』という言葉をご存知でしょうか。

『歩幅』は、歩くときの一歩の縦幅ですよね。

『歩隔』は、歩くときの”右足と左足の間隔”のことです。

たとえば、一本の線の上を歩くモデルさんは歩隔が非常に狭く、

がに股の方は歩隔が広い、という感じです。

 

高齢者の方で、歩隔を広く(足を開いて) 歩かれている方が多いイメージありませんか?

高齢になると、脚の筋力が弱まります。

内転筋(内もも)が弱くなると、脚を閉じて歩きにくくなるとともに、

体のバランスも取りづらくなるので、足を開いて立つことで安定させるんですね。

なので、高齢の方は歩隔が広くなりやすいのですが、

若い方でも女性でも、足と足の間が開いた状態で歩いている方、意外といらっしゃいます。

普段あまり使わない内転筋は弱くなりやすく、そうすると外側重心になるので

・太ももの外側が張ってくる

・お尻が垂れてくる

・むくみやすい、足がだるくなりやすい

といったことに繋がります。

 

内ももを寄せて歩く

というわけで、しっかり内転筋を使って歩こうと思ったら、

歩隔を狭く、内ももを寄せて(擦るように)歩きます。

内ももを寄せるのが難しければ、ひざを擦る、でもいいです。

脚を前に振り出すときに、ひざ同士を当てるイメージですね。

体の中心線に意識をグッと集める感じです。

 

(歩隔が狭いとこんな足跡になります)

 

内ももを真ん中に寄せて歩くと内転筋と臀筋(お尻)を使うようになるので

下半身が引き締まり、前ももや太ももの外側ばかり使う、ということがなくなります。

当然、足を開いて歩くよりも、閉じて歩く方が歩く姿が美しい、ということもあります。

今のうちからしっかり筋肉を使って歩くことで、

3年後、5年後に大きな違いとなって表れます。

歩き方のフォームが分かると、スッと姿勢が良くなり、

体の中心軸が意識され、颯爽と歩けるようになるので、

自然と自信がみなぎったような歩き方になります。

ぜひ今日から少しずつ実践していってくださいね(^_^)

 

次回は歩き方二つ目のポイントをおさらいします。

 

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今日は残りの人生で一番若い日♪

凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!

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