VOL.481『理にかなった動きをしよう』
整形外科医でピラティス指導者でもある
武田淳也氏の著書「カラダ取説」の中に、こんな1節がありました。
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ぜひ覚えておきたいのは、
見た目に美しい動きは、機能的にも優れ、解剖学的にも正しい
ということです。
日本の長い歴史のなかで美しいとされている所作で、
解剖学的にNGとされているものは、ほとんどありません。
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とのこと。
(唯一、正座だけは医師の間でも意見が分かれるそうです)
美しい所作は体に負担が少なく、安全でムダがない、
というのは経験的にも感じていましたが、
はっきりと専門家のお墨付きがいただけたのは嬉しいですね(^_^)
ちなみに、ここでいう
「美しい所作」の “美しい”は、飾り立てた美しさではなく、
まっすぐ軸の通った佇まいや、シンプルかつ配慮の行き届いた動き(機能美)。
日常の所作を正しく意識することは、
体にとってもやさしく、将来の膝や腰の痛みを予防することにもなり、
腹筋や背筋、下半身などの筋肉も効果的に使うことになる。
さらに所作を整えることが心の余裕や落ち着きをもたらし、
他者への細やかな配慮もなされ、その上で見た目にも美しい。
理にかなった所作のメリットは計り知れません。
仁礼塾は、これまでもこれからも、
日本人が長い年月をかけて考え抜いてきた智慧である、
機能的で繊細、シンプルな美しさを持つ
日本人らしい所作を追求したいと改めて思いました。
そして、この著書の中で、その美しい所作を支える土台は
「体の軸が安定した正しい姿勢と正しい呼吸」
これがすべての基本、とも書かれています。
まさに『調身・調息・調心』
身体を整えると呼吸が整い、
呼吸が整うと、心が整う。
本質はいつもシンプルで、シンプルなものほど奥が深い。
「姿勢と呼吸」
私自身もっともっと学び、実践して
レッスンに反映していけたらと思っています!
Amazonのリンクを張っておくので
ご興味のある方は覗いてみてくださいね。
ピラティスのメソッドで
美しく疲れも痛みもない体になれる!
『カラダ取説』武田淳也著
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今日は残りの人生で一番若い日♪
凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!
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