VOL.485『水は低きに流れる』
以前、とても忙しい(時間に追われる) 職場で働いていた時、
みんな殺伐とした雰囲気で、ドアはバーンッと閉める、物はなんでも放り投げる、
という感じだったので、しょっちゅう物が壊れていました。
時間にも心にも余裕がないので仕方がない面はありますが、
私はその感じがとてもイヤで、自分一人だけでも、と思って
静かにドアを閉め、静かに物を置くようにしていました。
そこに新しいバイトの方が入ってきて、最初はその方も丁寧にしていたのですが
1ヶ月もすると、周りの人たちと同じようにボンボン物を放り投げるように…。
まさに「水は低きに流れ、人は易きに流れる」
ときどき生徒さんから、「周りが雑に(適当に)やっているのに
自分だけ丁寧にやっているのが恥ずかしくなる時があるんです」
と言われることがあります。
気持ちはすごく良く分かります。
でもそれで周りに合わせてしまうと、
“自分の行動基準を他人に委ねてる” ってことだよなぁと思うんですね。
相手がやるやらないは関係ないし、周りがどうやるかも関係なくて、
自分がきちんとしたいから、丁寧にしたほうが気持ちいいと思うから
自分の考え方で、主体的にやる。
そんな風に自分軸で行動すると、ストレスがかなり減ります。
(もちろん度を超すとただの頑固者になっちゃうので内容や状況にもよりますが)
人は良くも悪くも環境に左右されて、無意識のうちに周りの影響を受けています。
子どもの頃の家族(親)の影響だったり、長く一緒に過ごす友人や同僚の影響、
いろんな人からの影響を受けて今の自分になっているわけですが
その上で、自分で自分の振る舞いを選ぶことはできます。
自分がどう振る舞うかは自分で決める。
私はそう心から思えるようになってから、すごくラクになりました。
“自分の気持ち”を大切にしたいですね。
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今日は残りの人生で一番若い日♪
凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!
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