VOL.511『自分のため or 相手のため』

昨年からコーヒーの勉強を始めました。

道具も一通り揃えたので、最近は毎朝、

夫のためのコーヒーをハンドドリップで淹れるようになりました。

一人分の豆を手でカリカリ挽き、道具を温め、ゆっくりドリップする。

バタバタしがちな朝出かける前、ほんの10分ほどの落ち着いた時間は貴重です。

 

 

コーヒーを淹れていて、

自分のために淹れるコーヒーと、人のために淹れるコーヒーでは

心持ちが全然違うことを改めて感じました。

 

 

自分のために淹れるお茶やコーヒーは、“淹れる過程” を愉しんでいる。

茶器の質感や温かさ、注ぐときの音や香りを感じながら

目の前のことに集中することで気持ちを整えている。

 

人のために淹れるコーヒーは、

ただただ美味しく飲んでもらいたい、と思いながら淹れている。

だから分量や湯の温度や注ぎ方などに注意を払って慎重に淹れる。

 

傍から見たら、全く同じ「コーヒーを淹れる動作」をしているんだけれど、

淹れているときの意識は全然違う。

 

そして所作も、自分のための所作と、相手のための所作があります。

 

自分のための所作は、

所作を通して心を整えたり、グッと集中力を高めたり、

ブレない芯を取り戻したり…といった、内面に働きかけるもの。

 

相手のための所作は、

思いやりや配慮、敬意や礼儀を振る舞いで表現して伝えるもの。

 

周りからは全く同じ動作をしているように見えるとしても

意識の向いている方向が違う。

とは言っても、

自分のためであれ、相手のためであれ、

結果的に”丁寧”であることには変わりありません。

 

自分のため。相手のため。

どちらに意識が向いている時の方が

あなたは所作を丁寧にしやすいですか?

 

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今日は残りの人生で一番若い日♪

凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!

所作で女性は変わる【 仁礼塾 】HP

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