VOL.589『自分であることを認める』
このブログや拙著でも何度かご紹介している
美輪明宏さんの言葉【泥のついた大根】
――――
“ありのままの私を受け入れて” なんて、
ありのままのお前が、なんぼのもんじゃいっていうのよ。
例えば、大根だって、泥を落として、皮をむいて
千切りにするなり、ちゃんと料理してお皿にもって
「はい、召し上がれ」って
それで美味しく受け入れられるでしょう。
畑から抜いたままの泥だらけの大根を突き出して、
さあ食えって、失礼だと思わない?
人格も同じですよ。
礼儀作法も何も洗練されたものがなくて
ありのままでとか、けだものじゃありませんか』
――――
美輪さんはきっと、教養や礼儀作法などを身につけ
自分を磨くことの大切さをおっしゃっているのだと思うのですが
私は、どんなに洗っても、刻んでも
煮込んでも、すりおろしても、大根は大根なのだ、
というところに、いつもぐっときます。
何をしても大根である、という個性は消えない。
ここを受け入れてしまえば、たぶんすごくラクになる。
大根である、ということを認めたうえで、
さらに美味しくなるよう調理する。
自分である、ということを認めたうえで
自分の持ち味を活かせるよう磨きをかけていく。
そうすることで、より自分らしさが輝くのではないか。
素敵だなぁと感じる人ってそういうことなんじゃないかな
と思っています。
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今日は残りの人生で一番若い日♪
凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!
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