VOL.603『自分なりの正しさの作られ方』
人にはそれぞれ「そうした方がいい」と、思っている(信じている)ことがあります。
たとえば、
人には優しくした方がいい
謙虚に控えめにしておいた方がいい
堂々と自己主張した方がいい
余計なことは言わない方がいい
などなど。
それらは親から教わったことかもしれないし
本などから影響を受けたのかもしれない。
だけど、ただ教わっただけでは「信じる」までにはならなくて。
教わったことを実際に行動に移してみて、何らかの反応を得た結果、
自分の「信じるもの」へと変わっていく。
たとえば、謙虚に振る舞いなさい、と教えられた人が、
実際に謙虚に控えめに振る舞った結果、
その場が無事に丸く収まった、人間関係がとてもうまくいった、のような経験を何度かするうちに
やっぱり謙虚さって大事なんだ、という思いが強化されていく。
逆に、控えめに振る舞っていたら
相手につけ込まれてしまった、自分ばかり損をしている、
という経験を何度かしたら、
控えめになんかしてちゃだめだ、という思いが強化されるかもしれない。
知識は経験によって強化されて、自分なりの信念や正しさになっていく。
その正しさは実体験から得たものだから
自分にとっては間違いなく正しいんだけど
他の人は、全く違う経験を元に自分なりの正しさを持っている。
「人によって正しさが違う」なんてことは、普通に考えれば当たり前なんだけど
どうしても忘れがちになってしまう。
「自分が正しいと思っていることと
相手が正しいと思っていることは
たぶん違う」
この前提を忘れないようにするだけで
イライラしたりすることが格段に減るような気がします。
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今日は残りの人生で一番若い日♪
凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!
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