VOL.624『所作を味わう』
「所作を丁寧にする」とは?
復習14週目のテーマは【喫茶喫飯】です。
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禅に、『 喫茶喫飯(きっさきっぱん)』という言葉があります。
お茶を飲む時にはお茶を飲むことに集中し
ご飯を頂く時にはそのことに集中する。
ごく当たり前のことのようですが
もしかしたら意外とできていないものかもしれません。
目の前のことに集中する。
目の前のことに丁寧に向き合う。
そうやってじっくりと「味わう」わけです。
食事に集中すればご飯の旨みをより感じ
作ってくれた人に思いを馳せたり
自然の恵みへの感謝も自然と湧いてきます。
歩くことに集中すれば
大地を踏みしめていることや
自由に行動できることに喜びを感じるかもしれません。
目の前の仕事や家事に集中すれば
人や家族のために働けることの幸せをしみじみと感じられます。
全ては縁。
あれこれ頭で考えすぎず
目の前の一つのこと、【今ここ】 に集中することで
日常は今よりもずっと味わい深くなっていきます。
所作を学ぶということは
「 日常生活の中で毎日当たり前のように行っていることを、一つ一つ丁寧に行う」
ということ。
そうすることで、地に足がつき
毎日を着実に暮らしている実感を得ることができます。
それらは自分の「芯」となって
内側から湧きあがる静かな自信へとつながっていくのです。
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上の文章は、仁礼塾のテキストに載せているもので
レッスンに来てくださった方には必ず目を通していただいています。
【喫茶喫飯】という言葉を知ってから
私の所作との向き合い方が変わりました。
頭で考えすぎず、ただ目の前のことを
心の底からじっくりと味わえばいいのだと分かりました。
そうしている時の姿は、きっと美しいのだと思います。
◆所作美人のヒント◆
しみじみと味わうなかで得られる愉しさや嬉しさがある
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今日は残りの人生で一番若い日♪
凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!
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