VOL.336『伝え方の大切さ』

”鉄製のフェンスが壊れているのを見た、

JR西日本・近畿統括本部・高槻保線区の社員が書いた

張り紙に注目が集まっている。”

というニュースを見ました。

その張り紙の文面がこちらです。

————

「私の愛する『鉄道』を壊した方へ」

 

「あなたが撮影しようとしている列車は、私たちの大切なお客様の命を運んでいます。

例え貨物列車でも、誰かの大切な想いの詰まった荷物を運んでいます。

 

私自身も物心ついたときから鉄道一筋のファンですので、

インターネットでファンの方の写真や動画を拝見し、愉しませて頂いています。

 

私たちの列車を安全に美しく撮影して頂いている方には感謝します。

いつも本当にありがとうございます。

 

しかし、鉄道施設であるフェンスを壊してまで撮影する方の気持ちは、

私には理解出来ません。

 

このフェンスは正式には『線路立入防止柵』と言い、

線路内に人が立ち入り、列車と接触して死亡したり

怪我したりすることが無いように設置している、極めて重要な線路設備です。

 

あなたが大好きな鉄道の、そんな重要な設備を壊して、何とも思いませんか?

鉄道施設を壊してまで写真を撮影する方は、私は同じ鉄道ファンとは思いません。

 

被害が続くようなら、『この場所を封鎖する』『フェンスの材質変更』等により、

物理的にここから写真撮影が出来なくなるようにせざるを得ません。

 

そこまでしたくありません。だから、もう壊さないでください。

この気持ちが、きっとあなたに伝わると、私は信じています。」

————

という文面でした。

良くある企業の通り一辺の注意書きではなく「気持ち」を伝えています。

 

 

配慮しつつ、毅然と

相手の立場を尊重しながらも自分の意見をしっかり伝えることを

”アサーション” と言いますが、

 

まさに、配慮が行き届きつつ、しっかり気持ちを伝えている

素晴らしい注意喚起の文面に学ぶことが多いです。

 

上から目線で注意するでもなく、へりくだりすぎるわけでもなく、

配慮しつつ毅然と伝える。

 

”言葉を尽くす” というのは”心を尽くす” のと同じこと。

 

言葉を丁寧に扱う。

伝えようとする努力を惜しまない。

配慮と敬意も忘れない。

 

出来そうでできないこと。

日々のコミュニケーションで大切にしたいです。

 

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今日は残りの人生で一番若い日♪

凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!

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