VOL.399 『させていただく使いすぎ問題』

もう10年以上前からですが、

「させていただく」の使いすぎがずっと気になっています。

 

最近も、芸人さんがエピソードトークをする際、

〇〇さんとご飯に一緒に行かせて頂いて…

○○さんの番組に出させて頂いて…

作品を観させていただいて…

○○についてお話させて頂いて…

とおっしゃっていましたし、

 

ある企業の広報の方は、

ご紹介させて頂きます

ご説明させて頂きます

お薦めさせて頂きます

商品を届けさせて頂きます

と連発していました。

 

 

なぜ「させて頂く症候群」になってしまうのか

どうしてこうなってしまうのか考えてみると

おそらく、シンプルに敬語のボキャブラリーが少なすぎるのだろうと思うんです。

 

例えば、

〇〇さんとご飯に一緒に行かせて頂いて

⇒〇〇さんとお食事をご一緒して

 

○○さんの番組に出させて頂いて

⇒○○さんが番組にお招きくださって

⇒○○さんの番組にお招きいただいて

 

作品を観させていただいて

⇒作品を拝見して

 

と言いかえられます。

○〇のひとつ覚えのごとく同じフレーズを連発されると、

どうしても気になってしまいます。

 

たくさんの敬語に触れよう

させて頂く、を使うということは

丁寧に話したい、敬意を示したい

という気持ちがあるということ。

 

気持ちを表現するうえで

一種類の手札では明らかに足りません。

 

豊かな敬語が使われている文章にたくさん触れながら、

自分の手札を、一枚ずつ増やしていくことで、

丁寧さを表したいという気持ちは

より的確に表現できるようになります(^_^)

 

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今日は残りの人生で一番若い日♪

凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!

所作で女性は変わる【 仁礼塾 】HP

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