VOL.425『たかが態度、されど態度』

コミュニケーションには3つの要素があります。

◆言語情報(話の内容そのもの)

◆聴覚情報(声の大小やトーン、速度など)

◆視覚情報(表情、態度、しぐさなど)

この3つの要素に「矛盾」があった場合、

人は「視覚情報」を優先する、とされています。

 

矛盾の例でいうと、

言葉は「ありがとう嬉しいです」と言ってるのに

顔が完全に無表情、のような場合ですね。

「いや、絶対嬉しくないでしょ」と思うはず(^_^)

言葉より「見えてるもの」の方をより信用するわけですね。

 

先日、このことを実感することがありました。

ある、“ビジネスにおける第一印象の大切さ”について

語っている講師の方のYoutube動画を見ていたら、

つねに背もたれにダラっと寄りかかって座り、

片方のひじ掛けに体を傾け、

回転するイスを時々ゆらゆらしながら

ずっと話していたんです。

 

話の内容はすごく良いはずなのに

態度が悪すぎて全然話が入ってこない(笑)

もしや悪い例としてわざとやってるのかな?

と一瞬思ったのですが、

どうやらナチュラルにそうなっていたようで。

 

 

これは怖いなと思いました。

人に与える印象の大切さを

誰よりも理解しているはずなのに

話に夢中で普段の態度が出てしまう。

(おそらくいつもあんな感じの座り方なのだと思われます)

そのことに本人は気づいていない。(これが怖い)

 

その後、その方のブログなどを読んでいても、

あの話しているときの態度が脳裏にチラついて

なんとなく素直に受け止められなくなっている自分がいました。

 

そして、ひょっとして私も気付かぬうちに

同じようなことしていたらどうしよう…

と思ったらゾっとしたんですね。

 

言語(言葉)と非言語(態度・しぐさ)は、

きちんと一致させる必要があります。

そして態度(とくに姿勢など)は

普段が大事。日常が大事。

その時だけちゃんとすればいい、とかじゃなく

「いつもの自分」の基準を上げておく。

自戒を込めて書きました。

たかが態度、されど態度。

態度ひとつで信頼を失うかもしれない。

自分が何気なくしている態度について

ときどき再確認しておきたいですね。

 

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今日は残りの人生で一番若い日♪

凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!

所作で女性は変わる【 仁礼塾 】HP

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