VOL.320『洗心』
お寺や神社にある手や口を清める手水鉢には、
よく『洗心』と書いてあります。
“心を清らかに” してから神仏に手を合わせましょう
ということなのだろうな、と何気なく思っていたのですが
もう少し深い意味があったようです。
人は、
「強い期待」や「固定観念」があると
それが思った通りにならなかったとき、
こんなはずじゃないのに・・・
なんでこうなるの・・・?
と、現実を受け止めにくくなります。
期待が大きければ大きいほど、失望も大きくなってしまう。
真剣に神仏に手を合わせるときは
なにか強い願いがあるときかもしれません。
それは言い換えると、
願いが叶うことを期待している、とも言える。
その期待が強すぎれば、
上手くいかなかったときの失望も大きくなる。
そんな、期待しすぎてしまう心を洗い流し、
起こったことをそのまま受け止められるようになること。
それが【洗心】という言葉なのだそう。
(色々な説明の仕方があります)
私はよく、心を整えたいときに近所の神社にお参りに行きます。
これからは、
他力に期待しすぎず
現実にあることを受け止めて
そのままの自分を見つめるところからスタートできるように
【洗心】で心をリセットしようと思います。
参考図書【禅語 zengo】
石井ゆかり 文
井上博道 写真
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今日は残りの人生で一番若い日♪
凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!
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