VOL.403『所作を見る3つの視点』

どんな物事も「3つの視点」で捉えることが大事だと言われます。

それが、虫の目、鳥の目、魚の目

 

細部を見る虫の目

虫の目は、物事の細部を分析する視点。

物事の、ごく小さい部分に目を向けて狭く深く見ることで

始めて見えてくるものがあります。

 

俯瞰する鳥の目

鳥の目は、物事を全体から捉える視点。

小さなことにこだわらず、

高いところから視野を広くすることで

物事を客観的に見渡すことができます。

 

流れを読む魚の目

魚の目は、物事の流れを読む視点。

物事の変化、段取り、プロセスなど、

全体の流れを掴むことで、

今どうすべきかが見えてきます。

 

 

これらを「所作」に置き換えてみると

まず虫の目は、前回お送りした記事のように

所作を小さな要素に分解して考えてみる。

あるいは、指先の動き、目線の動き、

呼吸、身体の向き、首の動かし方、など

ごく細かいところを意識してみます。

 

そして、鳥の目。

自分の動きを客観視すること。

自分がご飯を食べている姿、自分がホームで電車を待っている姿、

自分が洗濯物をたたんでいる姿、などなど、

「引き」で見た時にどう見えているだろうか、という視点を意識します。

 

そして、魚の目。

自分の動きを流れで捉えてみる。

稽古では細かな所作が身についてきたら「通し稽古」を行います。

訪問からお帰りまで、出迎えからお見送りまで、

お茶の準備からお出しするまで、など、通して稽古してみると、

細かな所作以前に、段取りや、相手の動きを先回りした対応など

流れを意識する必要があると分かります。

 

  • 細部にこだわる
  • 全体を客観視する
  • 流れを意識する

 

どれか一つ、ではなく、どれも等しく大事なこと。

「3つの視点」をもって、自分の所作を捉えるようにしてみてください。

自分を俯瞰しつつ、周りにも配慮した丁寧な所作になっていきます(^_^)

 

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今日は残りの人生で一番若い日♪

凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!

所作で女性は変わる【 仁礼塾 】HP

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