VOL.464『言い方がきつくなりやすい人へ』
先日、あるカフェへ初めて行った時のこと。
客席が5席ほどのとても小さなカフェで、
40代くらいのセンスの良い女性オーナーが
一人でテキパキと切り盛りしています。
センスも良くこだわりを感じるお店です。
ドアを開けると、
「ご予約ありますか?」
「いえ、してないんですが、大丈夫ですか?」
「テーブル片付けるんで少しお待ちください」
と言われ、店内が思いのほか狭かったので
そのままドアのところに立っていると、
「中に入るか、外で待つか、
どっちかにしてください。エアコンついてるんで。」
とピシャリ。
「あっ、ごめんなさい…」
と言ってすぐに中に入りましたが
(もう少し違う言い方があるよなぁ)
なんて思いながら美味しいチャイを頂きました^^
いわゆる「言い方がきつい人」って、身近にもいるのではないでしょうか。
同じ「きつい」でも色々なタイプがあるので一括りにしては語れませんが
敵意や悪意、悪気などは全くなく、単純に口調がきついだけ、という人を見てみると
「せっかち」という共通点があるように思います。
これは、所作が雑な人にも言えること。
結論を急ぐから、ストレートな言い方になる。
結果を急ぐから、所作が雑になる。(丁寧さがまどろっこしい)
「中に入るか、外で待つか、どっちかにしてください」
という言い方でも、
「外は寒いので、どうぞ中でお待ちください」
という言い方でも、
“相手にドアを閉めさせる” という目的は達成させられます。
【結果】は同じ。
でも【プロセス】は全然違う。
相手を不快な気持ちにさせてドアを閉めさせるか。
相手を温かい気持ちにさせてドアを閉めさせるか。
そりゃ後者の方が良いに決まってるけれど
せっかちなので気付いたら言葉がもう出てる。
とっさに出る言葉なので仕方ない部分もあるけれど
口をついて出そうになる言葉を一旦ぐいっと飲み込んで、
マイルドにして言い直す、というのは
練習すれば必ずできるようになります。
最初は多少ストレスを感じるかもしれませんが
自分をせっかちだと感じている方は
“プロセスに目を向ける”ことで
「言い方」や「所作」が変わる以外にも得るものは大きいです。
・結果も大事だけど、プロセスにも価値がある、と意識的に重視してみる
・深呼吸を習慣にして、とっさに出そうになる言葉を飲み込むくせをつける
せっかちで言い方がきつくなりやすい方、
もしいらっしゃれば、試してみてくださいね。
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今日は残りの人生で一番若い日♪
凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!
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