VOL.493『仕草or所作』
【所作】に似た言葉に【仕草】があります。
同じような意味で使われますが、微妙な違いもあります。
どう違うと思いますか?
ぜひちょっと考えてみて下さい。
前回のメルマガの内容、「所作は修行」というのが
ヒントになるかもしれません。
考えてみましたか?
どちらも振る舞い、身のこなしを表している言葉ではありますが
・仕草は無意識なもの。
・所作は後天的に身につけたもの。
というニュアンスの違いがあります。
「仕草」は無意識でやっているクセだったり
いつの間にか習慣化しているようなもの。
髪をかき上げる、前髪に触れる、腕を組む、脚を組む、
頬杖をつく、首をかしげる、眉間にしわを寄せる、などなど、たくさんあります。
緊張している、落ち着かない、など、心理的なものが表れるものもありますね。
一方、「所作」は後天的に身につけたもの。
バーテンダーやソムリエ、百貨店など、仕事を通して所作に磨きをかけたり、
茶道やバレエなど習い事などを通して身につけたり
子どもの頃に親に厳しくしつけられるという場合も。
また、仕事や習い事などに関係なく、自分の美意識の高さや、
マナーに対する意識の高さなどから自ら所作を磨く人も。
仕草も所作も体の動きではあるけれど
本質的な部分で違いがあるわけです。
でもそうやって後天的に身につけた所作を何年も何年も繰り返していくうちに
それが自分にとって当たり前の無意識の動作になれば
自然な「仕草」へと変わっていく、と言えるのかもしれません。
無意識でやっていた「仕草」から
意識的に鍛錬する「所作」を通って
レベルアップした「仕草」に変わる
というイメージでしょうか。
先ほど少し触れたように、大人が後天的に所作を身につける場合
その人の「美意識の高さ」がかなり影響します。
美意識を高めるためには、美しいものを見たり、実際に使ったりして
たくさんの美しいものに触れること。違いを感じること。
たくさんの「本物」に触れる機会を作って
美意識を高めていきたいですね。
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今日は残りの人生で一番若い日♪
凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!
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