VOL.512『自分のスタイルを確立するために』

「流行ではなく、良いものを長く着る。

そこから自分のスタイルを見つけていく。

ファッションじゃなく『スタイル』を。」

 

日本の紳士ファッション界の重鎮、

日本初の洋品店「信濃屋」顧問

故 白井俊夫氏がおっしゃっていた言葉です。

 

この言葉が心に残って、少し調べてみたら

「クラシックを学ばずしてスタイルはないよ」

ということもインタビューで話されていました。

 

ファッションに限らず、生き方や在り方がブレない人というのは

自分のスタイルが確立している、と言えるかもしれません。

新しいものや様々な考え方に触れて、色々取り入れたりもするけれど

自分のスタイルが確立しているから、取り入れつつもブレていない。

 

 

ファッションでは、毎年なんらかの新しい流行が生まれ、

それを上手に取り入れるのがオシャレとされるわけだけど

トレンドに流されてしまうと、自分のスタイルがブレることになる。

ブレてしまわないために、白井さんがおっしゃるには

クラシック、昔からある定番の逸品、本当に良いものを長く使っていく。

その中で自分のスタイルを見つけていく。

スタイルが確立されていれば、

トレンドを取り入れてもブレることがない、と。

 

これは所作にも通じることで、

たとえば、昔からある礼儀作法を学び、いわば定番と言える基本の型を知ることで

拠り所(軸)となる考え方が身に付くと、自分の振る舞いのスタイルが見つかっていく、

というのによく似ています。

(礼儀作法を学ぶ意義の一つはこれだと私は思ってます)

 

そうすると、新しいものや考え方に触れたとき

うまく取り入れたり、自分で取捨選択できたりする。

 

ファッションも所作も生き方も、まずは自分のスタイルを確立することから。

そのためにも、今まで以上に「定番(ベーシック)」を大事にしようと思ってます。

 

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今日は残りの人生で一番若い日♪

凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!

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