VOL.514『お手本を使い倒す』
何か新しいことを身につけようと思ったとき、
「お手本を見ながら練習する」ということがあるかと思います。
仁礼塾でも、生徒さま用に「所作のお手本動画」を用意し、
活用して頂けるようになっていますが、そういった教材以外でも
YouTubeなどの動画、映画やドラマでの女優さんの振る舞い、等々
お手本になるものはたくさんあります。
大人の方は、学びにかけられる時間も、どこまで身につけたいのかなども
人によって全然違うので、お手本の取り入れ方も人それぞれではありますが、
今回は、『お手本を徹底的に使い倒して余すところなく取り入れたい』
という、かなりストイックな方(^^)のためのお話です。
(所作に絞って話してますが、体の動きに関するものであれば応用できるかもしれません)
《お手本活用法》
◆ステップ1,全体的な印象をつかむ
柔らかな雰囲気、凛としてる、華やか、穏やか、芯が強い、
颯爽としてる、東洋的、欧米的、可愛らしさ、カッコよさ…etc
まずは第一印象、全体的な雰囲気でどんな印象を受けるかを感じ取っておきます。
◆ステップ2,一つ一つ焦点を絞って見る
今回は指先だけ、今回は姿勢だけ、足の動きだけ、目線の動きだけ、
表情だけ、声のトーンだけ…というように一つ一つに的を絞って見ます。
結果的に何度も見ることになりますが
集中的に見ることで気付けることがたくさんあります。
◆ステップ3,一緒に動いてみる
お手本の動きに合わせて、自分も一緒に動いてみます。
その時に大事なことは、お手本のテンポにしっかり合わせること。
同じようにやってるつもりでも、テンポが微妙にズレてしまうことがほとんどです。
ピタッと合わせて動くことで、自分のクセや特徴に気付けます。
◆ステップ4,自分の動きを動画に撮ってお手本と比較する
自分では結構できてるつもりでも、比較してみると全然違った、
ということはよくあること。
客観的に比較して、自分とお手本はどこがどう違うか、
どこを直せばいいか、を細かく分析します。
あとはこれらの繰り返し。
比較して分析するときは、動画だけでなく、
スクリーンショットを撮って静止画で比較してみると、
違いが明確になる場合があります。
今回は「お手本(特に動画的なお手本)を徹底的に使い倒す方法」
をお話してきましたが、ここまでストイックにやらなくても、
できそうなことだけを一部やるだけでも結構な効果があるはずです。
「学ぶことは真似ること」とはよく言われること。
少しでも参考になれば幸いです(^_^)
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今日は残りの人生で一番若い日♪
凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!
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