VOL.528『鳴呼 蝶でありたい』
お笑い芸人の千原ジュニアさんが、
『鳴呼 蝶でありたい』というタイトルの4コマ漫画の本を出版されたそうで、
そのタイトルを付けた理由を、ご自身の動画で語っていたんです。
——
「蝶と蛾の違い」の一つとして、(もちろん例外もあるけれど)
止まった時に、
羽を閉じているのが蝶、開きっぱなしで止まるのが蛾、っていうのを知って、
これって、人も同じように分けられるんじゃないかなぁと。
たとえば、新幹線に乗って、
シートもテーブルも倒しっぱなし、
毛布もぐちゃぐちゃのまま降りる人を見ると、
蛾やな~と。
ラーメン食べ終わって、
箸を箸袋にきれいに戻す人と
そのまま置きっぱなしで帰る人がいる。
自分は蝶でありたい、と。
—–
このエピソードを四コマ漫画にしていたので
それを著書のタイトルにした、というお話だったんですが
これはまさに所作のことだよなぁ、と思いながら聴いていました。
イスに座った時に、ひざを開いて座るか、閉じて座るか。
ものを取る時に、指先を開いて掴むか、揃えて持つか。
靴を脱いだ時に、脱いだまま上がるか、揃えて上がるか。
手を洗った後に、手を振ってピッピッと水を払うか、静かにしずくを切るか。
閉じている傘を、水平に持って腕を振って歩くか、縦に体に沿わせて持つか。
などなど…。
羽をきれいに閉じて止まる蝶と、びたっと広げて止まる蛾。
習性の違いを、人の行動の違いに発想を飛ばすジュニアさんの感性が
とても興味深く感じられました。
自分の振る舞い、
これは蝶だろうか、蛾だろうか。
新たな視点をいただいた気がします。
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今日は残りの人生で一番若い日♪
凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!
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