VOL.553『難しいからこそ面白い』
つい数年前まで全く珈琲を飲めなかった私が
今では毎日、自分で豆を挽いて珈琲を飲むようになったのは
ある喫茶店のマスターの所作に、いたく感動したからでした。
珈琲の味については、私にはよく分からなかったけれど
とにかくマスターの佇まいが、静かで、丁寧で、美しくて、「今ここ」にあって
珈琲を淹れているというより、まるで茶道の所作のように
珈琲を点てているように見えました。
あのマスターのように珈琲を淹れられるようになりたいと思って、私も珈琲を始めたけれど
あの佇まいには一ミリも近づけていません。
毎日淹れていても、なかなか上手にならなくて、
味も、美味しい日もあれば、全然美味しくない日もあって
ほんと難しいです。。
でも、難しいからこそ面白い。
どこまで行っても終わりがない感じ。
簡単だったらここまでハマらなかったでしょう。
所作も、(自分がどこで満足するか次第だけど)
終わりがありません。
だから、面白い。
成果や結果を求めすぎず、
ときどき出会う小さな感動や
ささやかな成功体験を愉しみつつ
いつまでも辿り着かない奥の深さを味わう。
そうすると、自分の所作を磨くことを
いつまで飽きずに続けられるんじゃないかなと思います。
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今日は残りの人生で一番若い日♪
凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!
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