VOL.563『挨拶にスランプなし』

「挨拶にスランプなし」

タレント松村邦洋さんの言葉です。

『仕事では、どうしても出来不出来があったり不甲斐ない一面も出てくるもの。

10割バッターなんていないんです。でも挨拶に出来不出来はありません。

ただし「おはよう」「こんにちは」だけなら九官鳥でも言える。

挨拶で重要なのは、それに続く一言なんですよね。

天気でも最新のテレビ番組の話でも、なんでもいい。

プラスアルファが大事かなと思います。』

文春オンライン松村邦洋インタビュー #1より

早朝、犬の散歩をしているとき、よくすれ違うおばあちゃんがいました。

もう80歳だと言っていましたが、ものすごく元気にウォーキングをしていて

会えば必ず挨拶を交わしていました。

しかし、ここ1年くらい、ぱったり見かけなくなってしまいました。

名前も住んでいるところも何も知らない、

ただすれ違って挨拶するだけの関係なのに

何かあったのかな…、体調崩してるんじゃないかな…と

なんだかずっと気にしている自分がいます。

早朝散歩をしていると、

知らない人とでもすれ違う時に「おはようございます」と

挨拶を交わすことは、たまにあります。

そのおばあちゃんが他の人と違ったのは、挨拶のあとに必ず一言、

「今日も元気をくれてありがとね!」とか

「幸せのおすそ分けありがとうー!」とか

ポジティブな言葉を元気いっぱい添えてくれていたことでした。


挨拶しただけなのに

「幸せのおすそ分けありがとうー」なんて言ってくる人は他にいないので

最初ほんの少しだけ戸惑ったんです。

でもそれが毎回続くと、だんだんおばあちゃんに会うのが楽しみになってきて

会えない日が続くとすっかり淋しくなっています。

「挨拶の後には一言プラスしましょう」といったことは、

コミュニケーション力に関する文章には、必ずと言っていいほど書いてあります。

「今日は空気が乾燥してますね」とか

「髪形が変わりました?」とか

「そのコート素敵ですね!」などでも

会話を広げるという意味では十分で、

そんな何気ない一言から、雑談が止まらなくなるくらい広がることも稀にあります。


でも、あのおばあちゃんは、そういうことはちょっと違っていて、

短い言葉しか交わさないのに、すごく記憶に残る人。

他の人があまり言わない言葉だからなのか

言い方がとりわけ明るかったからなのか

エネルギーに満ち溢れていたからなのか

その全部なのか分からないけれど、

ひとつ言えることは、

挨拶だけで人の心に残ることはできる、

それくらい挨拶ってすごい、ということ。

まだ今年も始まったばかりなので、

初心にかえってみました(^_^)


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今日は残りの人生で一番若い日♪

凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!

所作で女性は変わる【 仁礼塾 】HP

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