VOL.564『上座も下座もない場所』

誰かと一緒に食事に行ったとき、

「上座・下座」ってどれくらい意識していますか?


レストランなどで奥の席を譲り合う光景、よく見かけますよね(^_^)

たとえば、目上の方と雰囲気の良いバーへ行った場合、

“カウンター席の上座・下座” を意識して座りますか?

一般的に、お寿司屋さんのようなカウンター席の場合、

二人であれば入り口から遠い奥の席が上座、

三人であれば真ん中が上座、と言われます。

では、バーのカウンターはどうなのでしょうか。

席次について、プロのバーテンダーさんは、このようにインタビューに答えていました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Q.お店に入ったら、どの席に座ればいいですか?

A.「基本はバーテンダーが案内します。

『お好きな席どうぞ』っていうときは本当にどこでも大丈夫です」

Q.とは言っても、新参者はやっぱり出入り口近くの末席が無難…?

A.「末席ってないんですよ。

あと、カウンターには上座も下座もありません。

偉い人もそうですし、上司も部下もみんな平等です。

席でサービスに差をつけるのは、してはいけないことなんです」

withnews「あちらのお客様からですはNG?」より引用

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「カウンターには上座も下座もない。席でお客様に差をつけない。」

ときっぱり言い切ってくださっているのが小気味よいですね。

他のバーテンダーさんも

「横並びのバーカウンターには上座も下座も存在しない」

とおっしゃっていました。


全てのバーテンダーさんがそう考えているわけではないので、

お店によっては上座下座を意識しているところもあるかもしれません。


実際、飲食店においては、エアコンの風が当たるとか、頻繁に人が後ろを通るとか

化粧室に近いなどで、あまりくつろげない席や

逆に景色がきれいな席、静かで居心地の良い席、というのはあると思います。

テーブル席は特に分かりやすいですね。


もし自分が人を連れて行く側であれば、

相手に良いほうの席に座ってほしいと思うものです。

ですが、横並びのバーカウンターは、文字通り「みんな横並び」。

だれが特別ということなく同じ立場。

接客に差をつけることもない。

同じ並びに座って、

同じ方向を向いて、

ともに飲食する。

なんて素敵な時間・空間なんでしょうか。

娘も20歳になったので、今度、素敵なバーへ一緒に行き

横並びに座り、肩を並べて、乾杯してこようと思っています(^_^)

*~*~*~*~* ~*~*~*~*

今日は残りの人生で一番若い日♪

凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!

所作で女性は変わる【 仁礼塾 】HP

★2018年までのメルマガバックナンバーは こちらのブログで全て読めます。

★2019年以降のバックナンバー一覧は、こちら からどうぞ。