VOL.262『人から攻撃されたとき』
先日、少し狭い通りを歩いていたとき、
30代くらいの女性とすれ違いざまに肩が軽く当たりました。
あ、ごめんなさい、といって軽く会釈したところ
「チッ」と舌打ちしたのち、「うぜぇなぁ…」と睨まれてしまいました。
こういうのって、イヤ~な気持ちになりますよね…(TT)
職場なんかでも、無礼な態度をとられたり、
失礼な言葉を言われたりして、イライラさせられることもあるでしょう。
そういう相手には、どう対処したらいいんでしょうかねぇ…?
という話を生徒さんからもよく聞きます。
皆さんならどうしますか?
こういう時、私はいつも「お釈迦様のエピソード」を思い出します。
受け取らない、という選択
多くの人たちから尊敬されているお釈迦様に対して、
嫉妬している男がいました。
その男は、人がたくさん集まる場所でお釈迦様をひどく罵って、
恥をかかせてやることにしました。
そして男は、群衆の中でお釈迦様の前に立ちはだかり、
ひどい言葉をたくさん投げかけます。
お釈迦様は…ただ黙って、その男の言葉を聞き続けます。
その様子を見ていた弟子たちは
「あんなひどいことを言わせておいていいのですか!?」
と言いますが、それでも黙って聞いています。
そして、お釈迦様はその男に静かにたずねました。
「もしも、他人に贈り物をしようとして、
相手がそれを受け取らなかったら、その贈り物は一体誰のものだろうか」
男は答えました。
「そりゃ、相手が受け取らなければ、贈ろうとした者のものだろう。
わかりきったことを聞くな!」
そう答えてから、男は「あっ!」と気づきました。
渡したものを、相手が受け取らなければ自分に返る。
「そう。今あなたは、私のことをひどく罵った。
でも私はその罵りを少しも受け取らなかった。
だから、あなたが言ったことは、全てあなたが受け取ることになるんですよ。」
受け取らなければ相手に返る
もちろん、そんな簡単に割り切れないこともあるかもしれません。
でも、ひどいことを言われたりしたときは、このエピソードを思い出すようにしています。
自分が受け取らなければいい。そうすれば、相手に返るから。
そういう風に考えると、心のざわめきが、すこし収まるような気がしてきます(^_^)
今週も、心穏やかに過ごせる一週間でありますように♪
*~*~*~*~* ~*~*~*~*
今日は残りの人生で一番若い日♪
凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!
★2018年までのメルマガバックナンバーは こちらのブログで全て読めます。
★2019年以降のバックナンバー一覧は、こちら からどうぞ。