VOL.265 『居ずまいが空気をつくる』
先日読んでいた本の一説に、このようなエピソードがありました。
『 教室で騒いでいたら先生に叱られた。
その中の1人の子が正座をして話を聞き始めたので
他の子たちも何となくつられて正座をした。
すると、【今とても大切な話を聞いているんだ】
という感情がふしぎと芽生えてきた。』
かたちが空気をつくる
『居ずまいを正す』という言葉があります。
『居ずまい』とは、座っている姿のこと。
怒られた子たちは、居ずまい・座っている姿(かたち)を正すことで、
気持ちの有り様が変わった、というのですね。
かたちが心を作り、その場の空気をも作るという、
とても分かりやすい例だと思います。
以前、香川照之さんの対談番組を拝見した際、
香川さんの居ずまい、正座の座り姿が本当に美しくて惚れ惚れしました。
上半身が全くブレることなく、真ん中に柱がしっかり立っている…
でも表情はにこやかで全く堅苦しくない。
どんなにフレンドリーにしていても、相手への敬意は忘れない姿。
とても素敵でした。
ちなみに、
座り姿が『居ずまい』
立ち姿が『佇まい』
居ずまい・佇まいには、なにも言わなくても、
その人の在り方が空気感として表れます。
やはり所作は、【姿勢に始まり、姿勢に終わる】のです。
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今日は残りの人生で一番若い日♪
凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!
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