VOL.414『ら抜き言葉』の判断方法
前回のメルマガに、こんな一文がありました。
『もっと「今」を生きられるかもしれない』
これを読んだある生徒さんから
こんな質問をいただきました。
「内容とは関係ないことなんですが…
『生きれる』は間違いですか?」と。
こういう質問、嬉しいです☆
・今を生きれる
・今を生きられる
どちらの方が自然に感じますか?
・朝4時に起きれる?
・ピーマン食べれる?
・明日、来れる?
いわゆる「ら抜き言葉」ですが
もはや「ら抜き」の方が
自然に感じる言葉も多いかもしれません。
言葉はどんどん変化していくので
ら抜きや、二重敬語なども
多くの人が使って馴染んでいるものは
間違いとは言えなくなっていきます。
ただ、まだ違和感を覚える人がいるのも事実。
理解しておいて損はないと思います。
全部説明するとすごく長くなるので
本当に要点だけ言うと、
【上一段活用
下一段活用
カ行変格活用
の動詞は『られる』をつける】
です。
上一段活用は、
後ろに「ない」をつけた時に「イ段」になる言葉。
ex. 起き+ない (o ki – nai)
下一段活用は「エ段」になる言葉。
ex. 食べ+ない (ta be – nai)
カ行変格活用の動詞は「来る」だけ。
冒頭の「生きる」は、
生き+ない(i ki – nai)で
イ段になるので、上一段。
よって、「られる」をつけて
「生きれる」ではなく、
「生きられる」になります。
会話だとほとんど気になりませんが
メールや手紙など書き言葉だと
すこし気になる場合もあります。
もし、れる?られる?と迷ったら
「上一段・下一段・来る」は「られる」
と覚えておけば迷いません。
参考になれば幸いです(^_^)
*~*~*~*~* ~*~*~*~*
今日は残りの人生で一番若い日♪
凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!
★2018年までのメルマガバックナンバーは こちらのブログで全て読めます。
★2019年以降のバックナンバー一覧は、こちら からどうぞ。