VOL.418『おかわりの作法』
以前、物の渡し方の所作、
進徹(しんてつ)について書きました。
覚えていますでしょうか。
https://1103h.com/2021/03/15/vol-415/
渡し方といえば、
ご飯や味噌汁のおかわりのとき、
どんな風に器をやり取りしますか?
もちろん普通に器を渡しても良いのですが
基本的な考え方があります。
まずご飯の場合、
一旦箸を置き、お茶椀を両手で手渡します。
そして、よそってくれている間は手を止めて、
できれば他のおかずなどは食べずに待ちます。
ご飯が届いたら両手で受け取り、
一旦テーブルに置いてから、あらためて食事を再開します。
箸を持ったままご飯を受け取り、そのままの流れで食べる所作は
「受け吸い(食い)」と言われ、良くないとされています。
お味噌汁の場合、
おかわりを頼まれた人は、“通い盆”をもって受け取ります。
おかわりをお願いする人は
その盆の上にお椀を両手で乗せます。
お味噌汁をよそったら、また通い盆に乗せて持ってくるので
お盆の上から両手で受け取ります。
というのが基本の考え方です。
あとは状況に合わせて臨機応変に(^_^)
でも、
美味しいものをお腹いっぱい頂けて有難い、って心から思ったら
自然とお茶椀を両手で渡すかもしれませんね。
作法だから、マナーだから、ではなく
美味しい食事を頂けることへの感謝の気持ちが所作に表れている、
ということなのだと思っています☆
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今日は残りの人生で一番若い日♪
凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!
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