VOL.332『ハイブランドと品格』
娘がまだ中学生の頃、クラスメイトの中に
高級ブランドの財布やバッグ、
大人でも躊躇するような高級な化粧品などを買っては
SNSに載せている子がいました。
中学生にそんなハイブランドが似合うはずもないのですが
それを見て考えさせられたんです。
ブランドを身に付ける意味って?
人は何のために高級品を買うんだろう?
憧れ?優越感を得るため?
自分をレベルアップさせてくれる気がする?
ハイブランドが高価である理由は
デザイン、品質、包装、接客、保証…
いろいろあると思いますが、
なによりもハイブランドには、
長い歴史によって培われた信用、
お客様との約束、伝統と文化がある。
そういったものに価値を感じる人が
高くても、本当に良い品物を買い、
修理しながら、長く大事に使う。
ステイタスや優越感のために
身の丈に合わないブランドのロゴを
見せつけるほど下品な振る舞いはない。
品格と裕福さは関係ない
品のある人は、ユニクロを着ていても品があるし
下品な人は、エルメスを持っていても品がない。
身に付けるものにおいて
大事なのは、やっぱり自分らしさ。
そして ”品格”は、その自分らしさを支える『土台』
だと私は思っています。
品格はアクセサリーのように
“自分を飾る”ものではなく、
自分を根底から支えているもの。
すなわち【価値観や在り方】です。
…といいつつ、
私も20代の頃はブランド品に憧れていろいろ買った時期がありました。
自分に自信がなく、中身がないからブランドの力を借りていた感じです。
年齢を重ねながら、中身が少しずつ成長してくると
必要以上に自分を良く見せようとする必要もなくなって
自分にとって大事なもの、本当に価値を感じるものを
身につけられるようになっているのかもしれません。
たんに見た目の所作を綺麗にして満足するのではなく
その根底にある品格(在り方)をたえず磨き続けることで、
本当の意味での所作美人を目指したいですね。
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今日は残りの人生で一番若い日♪
凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!
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