VOL.430『”みんな”からの評価』

お笑い芸人で芥川賞作家でもある又吉直樹さんが、

樹木希林さんから言われて

とても大事にしているという言葉を紹介していました。

 

希林さんは、

「私の友達が『火花』読んだって。

あんまり面白くなかったって言ってたよ」

と言った後、つづけて

『良かったね。

 みんなが面白いと思うようなものを

 作らなくて』

と言ったのだそう。

 

その言葉を受けて又吉さんは、

「みんなに喜ばれたいって

気持ちが出てくるじゃないですか。

それはそれでいいと思うんですけど、

こういう覚悟の決まり方をしてる先輩を見ると、

モノづくりの根幹の部分は

こういう感覚を持っていないと

やっていけないなと思いますね」

とおっしゃっていました。

 

 

モノづくりと所作は違うものですが

できれば、みんなに好かれたい

できれば、みんなから評価されたい

できれば、みんなから素敵と思われたい

といった気持ちは、

(そんなこと当然無理だとは分かりつつ)

どこか思ってしまうものなのかなと思います。

 

所作や振る舞い方というのは、

ある種、自分の在り方や生き方の

表現方法の一つだけれど

“人からどう思われるか”も避けて通れません。

でも実際のところ、

みんなから素敵と思われる必要などなくて、

自分の在りたい姿を目指して努力しても

それを良いと思わない人も当然いるだろうな、

でもこれが“自分”なんだ、

というある種の覚悟をもつことが

自分の中の軸を育て、

振る舞いを美しく(気高く)するのかもしれない。

そんなことを希林さんの言葉から感じました。

 

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今日は残りの人生で一番若い日♪

凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!

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