VOL.420『手洗いの所作』

ずいぶん前に読んだ本に
印象的なエピソードがありました。

 

その昔まだ日本のお風呂に
シャワーがなかった時代のこと。

 

当時、日本に暮らしていた外国人が

銭湯において桶で体にさらさらと
静かに湯をかけている女性の姿を見て、

 

周りに湯が飛び散らないよう
配慮された奥ゆかしい所作が

それはそれはとても美しく、

 

日本人はなんて細やかなのだろうと
感動した、というもの。

 

お風呂は日々の習慣なので

おそらくその女性は、
周りに人がいようといまいと

いつもそのように静かに湯を
かけているのだろうなと想像できます。

 

 

お風呂のかけ湯ほどでないにしても、

たとえば、手洗いうがいをする際。

 

ジャージャー水を出して手を洗い、

濡れた手をパッパとやって

水しぶきを飛ばすのではなく

 

適量の水で丁寧に洗い、

手を合掌のように合わせた状態で

指先を下(洗面台の中)に向け

小さく振って水を切るようにする、

 

 

うがいの際、ゆすいだ水を出すときに

周りに飛び散らさないよう

お辞儀のように上体を下げて行う、

 

このようにすると、

日常の動作が美しく、かつ

周りに配慮されたものになります。

 

もし今まで手洗いの所作なんて

あまり意識してなかった、という方は

ぜひ試してみてくださいね。

 

何気ない動作も

ちゃんと見ていて気付く人がいます。

 

*~*~*~*~* ~*~*~*~*

今日は残りの人生で一番若い日♪

凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!

所作で女性は変わる【 仁礼塾 】HP

★2018年までのメルマガバックナンバーは こちらのブログで全て読めます。

★2019年以降のバックナンバー一覧は、こちら からどうぞ。