VOL.421『美しいお辞儀とゴルフの上達』
今から37年前、1984年に公開された、
「ベスト・キッド (The Karate Kid)」
古い映画ですがご存知でしょうか。
転校生のダニエルは、不良たちから目をつけられ、
いじめられる毎日を送っていました。
そんな時、空手の達人ミヤギさんと出会い、
強くなるために修業することになります。
ところがミヤギさんは
なかなか「空手」を教えてくれず、
なぜか車のワックスがけや、
庭の塀のペンキ塗りといった
雑用ばかりやらせます。
いい加減うんざりするダニエル。
しかし実は、
この雑用の動きこそが
空手の型を習得するための修行だった、
ということが、のちに分かります。
嫌というほどワックスがけや
ペンキ塗りをさせられたことで、
自然と空手の型が
体に沁み込んでいたわけです。
前回、うがいの際は、
お辞儀のように体を下げて行うと良い、
ということを書きました。
もっと言うと、
上半身をまっすぐに保ち、
腰から折るようにして上体を下げて
うがいの水を出すようにすると、
それはそのまま
美しいお辞儀の型になっています。
重たい荷物を持ち上げる時、
背中を丸めて、かがんで持つと
腰を痛めやすいです。
上半身はまっすぐ、骨盤を立て、
ひざをしっかりと曲げて腰を落とし、
下半身、腹筋、背筋を使って
持ち上げることで、
腰を痛めずに持ち上げることができます。
この動きもまた、
美しく立ち座りをする所作に通じています。
一つ一つの所作を個別のもの
として捉えるのではなく
日々の動作との共通点を見つけることで
毎日が修行になります。
お辞儀の稽古をしたら
ゴルフが上手くなった、
という生徒さんがいらっしゃいました。
日常の中にある稽古のタネを
ぜひ見つけてみてくださいね。
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今日は残りの人生で一番若い日♪
凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!
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