VOL.518『「フレンドリー」と「馴れ馴れしい」の境界線 2』
前回、「フレンドリー」と「馴れ馴れしい」の境界線について、
自分なりの考え、自分の意見を見つけてみませんか、という投げかけをいたしました。
その後、生徒さんにお話を伺ったり、ネットでも少し調べてみたりした中で
とても明快で、本当その通りだなぁと思ったのは、
◆フレンドリーは自分を開いている人
◆馴れ馴れしいは相手を開こうとする人
というもの。
とても本質的でイメージしやすく、はっとさせられた回答でした。
皆さんのご意見はどのようなものだったでしょうか。
少しだけ個人的な考えも書かせて頂くと、私は仕事柄なのかもしれませんが
「相手との心理的な距離感」を意識するのがクセになっています。
所作や言葉遣いを変えることによって、
心の距離がどう変化するかを無意識に考えてしまうんですね。
人にはそれぞれ、
「ここまでだったらフレンドリー、ここから先は馴れ馴れしい」に切り替わる「ライン」があって、
その境界線の位置は人によって少しずつ違うし、
目には見えないものだから、どうしても手探りするしかない。
たとえば、敬語は「距離を作る言葉」なので、きちんした敬語をしっかり使うと
多くの人が「馴れ馴れしいと感じるライン」からは離れることができるので、
相手を不快にするリスクは減らせます。
でもその代わり、フレンドリーからも遠ざかりますよね。
失礼でなく、相手を不快にさせず、かつ心の距離が遠くなりすぎない
「ちょうどいい距離」がどの辺なのか、心地よい加減はどれくらいなのか、を
いつも無意識に探しているんですが、これはなかなか難しいですね^^
フレンドリーと感じるか、馴れ馴れしいと感じるかは
人によってラインの位置が違うので、結局のところ受け手次第だけど
そのうえで大事にしたいのは、
相手のもつ「見えないライン」の存在を意識し、尊重している、ということが“相手に伝わる”こと。
たとえ言葉遣いがフランクだったり、間違えて少し踏み込んだ質問をしちゃったとしても
「少なくともこの人は私のラインを意識してくれているんだな」ということがきちんと伝われば
馴れ馴れしさという不快感は軽減されるんじゃないかなと考えています。
次回は「堅苦しい」と「礼儀正しい」の境界線について考えてみます(^_^)
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今日は残りの人生で一番若い日♪
凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!
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