VOL.567『すべてのものに正面がある』
先日、あるカフェでコーヒーとケーキを注文しました。
目の前に置かれたケーキを見てみると
お皿の上のケーキがどうやら逆さまに置かれています。
なぜ逆だと気づいたかというと、お皿にロゴマークが入っていたからです。
ロゴを正面にするとケーキが後ろを向き、
ケーキを正面にするとロゴが逆さまになります。
すごく些細な、重箱の隅をつつくようなことだと自分でも思うんですが＾＾
雰囲気も味も良かっただけに、やっぱりモヤモヤしちゃいます。
「正面」を意識するだけで、
おもてなしの気持ちや、細部まできちんとしていること
相手を大事にしていることなどが無言でも伝わってきます。
わかりやすいのが茶道でしょうか。
茶道では「正面」をとても意識します。
点てたお茶は正面をお客様に向けて出し、
お客様は、その正面を避けて(ずらして)からお茶を頂き、
そしてまた正面を向けてお茶碗をお返しする。
必ずしも正面が分かりやすい茶器ばかりではないけれど
最も美しいと思う部分を正面としてお出しする。
正面を意識して茶器を扱うことが相手への敬意を表している。
なにも茶道に限ったことではなく、
自宅で家族の茶碗や箸を用意するときも
友人にペンを貸してあげるときも
スマホを取って渡してあげるときも
ひょいっと正面を向けるのに１秒もかかりません。
「“どんなモノにも正面がある”と思って扱おう」
レッスンでも繰り返し言ってきたことでした。
たったそれだけで相手への経緯や気遣いが伝わるのに
やらないなんて本当もったいない。
今週は「いろんなモノの『正面』を意識する」
をテーマに過ごしてみませんか。
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今日は残りの人生で一番若い日♪
凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を！
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