VOL.535『音で涼をとる』

今朝、犬の散歩をしていたら、あるお宅の二階の窓から

「リーン、リーン」という、風鈴の音が聞こえてきました。

おそらく南部鉄器のものだと思うんですが

澄んだ伸びやかな音が本当に心地良くて

しばらく立ち止まって耳を傾けてしまいました。

まさに1/fゆらぎのリズム。

「音で涼をとる」というのは、日本人ならではの感性ですね。

ある実験によると、多くの日本人は風鈴の音を聞くと

“風が吹いている”と脳が錯覚を起こし、実際に体感温度が下がるのだとか。

もともと風鈴が日本に入ってきたときは

魔除けとして寺院の軒先に吊るされていたとのこと。

たしかに鈴の音には不思議な魅力があります

巫女さんが持つ神楽鈴のシャンシャンと澄んだ音を聴いていると

場も心も清められるようで、ずっと聴いていたくなります。

7月に入り、これからどんどん暑さが厳しくなっていきますが

「音の涼」に耳を傾けながら、気持ちだけでも涼やかに、

夏を乗り越えていきたいですね。

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今日は残りの人生で一番若い日♪

凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!

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