VOL.557『稽古照今』
「稽古」の由来を調べる過程で、
「稽古照今(けいこしょうこん)」という四字熟語と出会いました。
「古 (いにしえ) を稽 (かんが) え、今に照らす」
古事記の序文に出てくる言葉です。
「稽」は「考える」という意味。
「稽古」というのは、先人の智慧や教えを学び、今に照らし合わせて活かすこと。
礼儀作法はまさに「稽古照今」
明治時代に書かれた礼儀作法の本を読んでみても
現在書かれているものと、本質的には全く同じです。
時代を経て、どれだけ生活様式が変わっても
人間の本質は変わらないということなのでしょう。
礼儀作法は、人の心です。
どうされたら人は怒るのか。
どうされたら人は喜ぶのか。
どうされたら人はまた会いたいと思うのか。
どうされたら人はもう会いたくないと思うのか。
その感情は、今も昔も変わらない。
先人たちは、どうしたらいいのか、きっと必死で考えたのだと思います。
その智慧の集大成を、私たちは本でもネットでもいくらでも学ぶことができます。
ずっと変わらぬ本質を知りたければ
「古 (いにしえ) を稽 (かんが) え、今に照らす」
そういうことなのだと思います。
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今日は残りの人生で一番若い日♪
凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!
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