VOL.558『私が着物を着る理由』
「服装」が人に与える印象と、自分の振る舞いに与える影響は
決して小さくないよなぁと思った話です。
先日、娘の誕生日に家族で小さなビストロへランチに行きました。
シェフである旦那さまはパリッとしたシャツ姿である一方、
ホールの奥様はTシャツにエプロンを巻いて、とてもカジュアルな服装でした。
あえてフレンドリーな印象に…と思ってのことだったかもしれませんが
料理と、お店の雰囲気と、服装と、接客の立ち居振る舞いに一貫性がないように感じられて、
(けっして居心地が悪かったわけではないのですが)少し違和感を覚えました。
服装は人の心理に影響を与えます。
服装によって振る舞い方も変わります。
私がレッスンの時に着物を着るのは
それによって教室の雰囲気が変わるのと、
私自身の気持ちのスイッチがカチッと切り替わって気合が入るから。
自然と背筋が伸びるし、表情も言葉遣いも変わります。
柔らかなワンピースを着れば、自然と柔らかく振る舞いたくなるし
カチッとしたスーツを着れば、颯爽と歩きたくなる。
服装の力は本当にあなどれません。
丁寧で美しい所作を身につけるのは一朝一夕ではいかないけれど
服装を変えるのは一瞬です。
所作は、時間をかけて、じっくり身につけるものだから、
服、持ち物、身につけるもの、普段使うものなど、
身の回りにあるものの力を借りることで
長く楽しみながら続けられるはずです。
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今日は残りの人生で一番若い日♪
凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!
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