VOL.455 【歩き方編】まとめ3

前回は、歩くときに意識したいことの一つ目として

内転筋を使って歩く、すなわち「内ももを寄せて(擦るように)歩く」

というお話をしました。

今回は、歩くときに意識したいポイント二つ目、

脚の振り出し方、です。

 

脚はどこから始まっている?

ちなみに「脚」って、

どこから始まっていると捉えていますか?

 

あんまり改めて考えることもないかもしれませんが、

医学的(?)には、脚(下肢)は股関節から下、ということになると思います。

ですが、「歩き方」に関して言えば、

「脚は “みぞおち” から始まっている」と考えます。

 

みぞおちから太ももの付け根にかけて

上半身と下半身を繋ぐ筋肉「大腰筋」があります。

(これまで何度も取り上げてきましたね)

歩くときに必ず行う「ももを上げる」という動作は、大腰筋が担っているので、

大腰筋をしっかり使って歩くならば、

『脚はみぞおちから振り出す』ということになります。

 

大腰筋をうまく使えていないと、太ももの筋肉に頼ることになるので

前ももばかりが太くなるなど、へんな筋肉のつき方になってしまったり、

大腰筋が鍛えられないので、骨盤が支えられず姿勢の崩れに繋がります。

 

歩く際の脚を動かす基点を、脚の付け根よりもググっと高く上げて、

胸の下、みぞおち辺りから脚がスーっと伸びているイメージを持って歩くようにします。

 

とはいえ…、口で言うのは簡単ですが、実際に歩いていると忘れてしまうので

私は時々、歩きながら手でみぞおち辺りに触れて意識づけするようにしています。

 

 

大腰筋はインナーマッスルなので

その存在を自分では感じずらいし、鍛えにくい筋肉ですが、

毎日の歩き方を変えることで大腰筋が活性化され、体幹も安定してきます。

体幹が安定すると、自分の中の『軸』が定まる感覚があります。

軸が定まると、メンタルも安定します。

心身一如。心と身体は一つです。

 

「脚の始まりはみぞおちから」

「みぞおちから脚を振り出す」

何度もくりかえしながら、是非その感覚を掴んでくださいね。

 

次回は、歩くときに意識したいポイント三つ目、

「着地」について復習いたします(^_^)

 

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今日は残りの人生で一番若い日♪

凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!

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