VOL.384『上虚下実』
前回は、座り姿(居ずまい)を正すポイントをお伝えしました。
あれから1週間、イスに座る際、
正しい姿勢を意識することはできましたでしょうか。
読むだけでなく、せっかくなのでぜひ実践してくださいね。
やってみて初めて気づけることがたくさんあります。
美しく立ち座りする際のイメージは?
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座るときは、水の中に静かに沈むように。
立つときは、一筋の煙が立ち上るように。
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と言われます。
イメージできますでしょうか。
要は、立つときも座るときも、
【体は真っすぐに】
ということです。
可能な方は、ぜひ今試してみて頂きたいのですが
まっすぐ立ち座りしようとすると
体幹、下腹、下半身の筋肉をしっかり使っているのが分かります。
ラクをしない立ち座り
よっこいしょ、という感じで反動で立ち座りをする(ラクをする)と
上半身が大きく揺れてだらっとした所作になります。
イスに座るとき、正座をしたりしゃがんだり立ったりするとき、
丹田(下腹)に意識をむけ、お尻を引き締め、
大地に根を張るように両足をしっかり床につける。
下半身はどっしりとしたイメージ。
逆に上半身は肩の力が抜けていて、
風船が空に向かって飛ぶように、フワッとまっすぐ上へ立ち上がる。
上半身と下半身は、意識の方向が全く違います。
もっとも安定した姿
下半身はどっしり。上半身は軽やかに。
これを【上虚下実(じょうきょかじつ)】と言います。
武道やヨガなどで大事にされている言葉です。
非常に奥深いものではありますが
すぐに意識できそうなこととしては、
肩の力を抜くことと、地に足を付けること。
足裏から大地を感じるようイメージすると下半身が安定します。
(※イメージがすごく大事)
イスでも正座でも、立ち座りをするときには、
「上虚下実」を意識して、
上半身は真っすぐのまま動くようにする。
座っているときは、骨盤を立てて体の中心軸を意識する。
ちゃんと実践してみたら、体も気持ちも、明らかに変わるはずです(^_^)
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今日は残りの人生で一番若い日♪
凛とした姿勢と温かい言葉で充実の一週間を!
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